永代供養豆知識ー永代供養墓の墓誌

永代供養墓には、納骨するという機能のほかに、納骨者の記録を保存する役割も担っています。普通のお墓であれば、石塔に家名や納骨者名を彫るわけですが、個別墓型もしくは集合墓型の永代供養墓の場合は同様になります。

 

合葬墓型の永代供養墓の場合には、共同の石板に納骨者名を刻字するというものが最も多いのですが、個別の小石板に刻字して掲げるというものや、永代供養墓の周囲などに、個別の小石碑あるいは小石塔を墓誌として建てるという方法もあります。

 

このような墓誌を設けていない場合でも、過去帳などに記載するというところは多く、位牌供養を行うところも見受けられます。墓籍簿に納骨者名などを記録し保存することは、法的にも義務づけられており、そうした管理は非常に重要視されています。

 

墓誌には主に、納骨者の氏名(俗名)や戒名(法名)などが刻字されているようですが、使用者の希望する言葉や銘を刻めるものもあります(浄土真宗では戒名といわず法名と呼ばれています。ちなみに日蓮宗では法号と呼ばれることも多々あります)。今後はインターネット上のホームページなども墓誌として利用されてゆくのではないでしょうか。