2025年10月30日
能登半島地震の復興を祈願し、このたび輪島マリンタウンにて法要を厳修いたしました。
法要に先立ち、輪島市役所へ伺い、義援金の目録を贈呈いたしました。
当日は金沢から輪島へ車で移動しましたが、輪島市に近づくにつれ、道路は起伏が激しくなり、大型ダンプの往来が増え、高速道路の外側では地盤の崩落が確認されました。
数年前に訪れたことのある輪島朝市の跡地は、見る影もなく更地となっていました。その光景を目の当たりにし、初めて地震の被害の甚大さを肌で感じ、
改めて「本当に何もなくなってしまったのだ」という事実に直面し、心が塞がれる思いでした。
しかし、復旧工事は着実に進んでおり、現地の方々が皆、力強く前を向いていることが伝わってきました。また、当日は清々しい晴天に恵まれたこともあり、
私たちも前向きな気持ちで拝むことができました。
法要の中では、かつて市場があった場所へ土砂を散布し、一刻も早い復興を心から祈念いたしました。
翌日は一転して激しい雨となりました。このことから、私たちが仏様のご加護をいただいた中での法要であったと、僧侶一同、大変ありがたく感じ入った次第でございます。





