水子供養・安産祈願・永代供養で親しみ深い奈良の極楽寺
像高139㎝。伏し目で優しい穏やかな顔容、柔らかい衣のヒダの刻出などから仏師「定朝」出現以後の藤原仏(平安時代後半の彫刻)であることがうかがえます。大正11年に国宝として認定されましたが、現在は国指定重要文化財として登録されています。 黒く見えるのは「煤(すす)」で阿弥陀様の前で護摩を焚いていたため、このように黒くなりました。光背の上部には(阿弥陀様の頭上)大日如来様が彫られています。参拝された際には是非、大日如来様も見つけてお手を合わせて下さい。
高さ一丈三寸(約310cm)、顔の長さ四尺(約120cm)、総身金箔。建仁元年(約700年前)に今の山形県である奥州出羽の国、新庄山の城主 戸沢経義の祈願により著名な仏師「安阿彌(快慶)」が仕上げたとされています。廃仏毀釈の難を避けるため頭首と胴体を分離し、頭首は東京麻布飯倉に保安、胴体は山形県山形市横町に安置となりました。その後、広島の樽床三段峡に本堂を建立し安置の予定でしたが、戦争の激化に伴い20余年樽床に安置され、1950年には原爆犠牲者・戦争犠牲者を弔うために、原爆ドーム横の西蓮寺に仮大仏殿を建て安置されました。その際ほら貝隊が先導し、牛5頭に引き、パレードを行いながら西蓮寺に移送しました。1960年には所有権争いのため所在が不明となりましたが、2011年、極楽寺に祭られている大仏が古書に載っている広島大仏の写真と似ていることにより、奈良国立博物館の有識者等が調べ、同一の大仏であることが結論つけられました。 広島大仏は胴体に比べ頭部が大きいことが特徴です。毎年8月6日には、8時より平和祈念式典を執り行っております。
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